レトロゲーム研究部

スーパーファミコンやメガドライブ、PCエンジンを中心にレトロゲームを紹介します。

R-TYPE Ⅱ ~PCエンジン~

今回はPCエンジンR-TYPEⅡを紹介します。

 

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発売日:1988年6月3日

メーカー:ハドソン

定価:4,900円

 

今回はR-TYPEⅡの紹介になりますが、アーケードなどであったR-TYPEの続編ではなくPCエンジン版において初代R-TYPEが容量の問題でⅠとⅡの2枚組なってしまった際の後半パートにあたるⅡになります。

前作(と言っていいのかどうかは不明ですが^^;)が当時としては信じられない再現度だったⅠに対してⅡはどのような出来だったのでしょうか?

早速見ていきたいと思います。

 

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Ⅰの最後に表示されたパスワードを入力するとⅠのクリア時の状態からゲームを再開することが出来ます。

今回は面倒だったので入力はなしでプレイしました^^;

 

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Ⅰがステージ4で終了しているので当然?ステージ5からの開始となります。

ステージ5の特徴はなんといってもこの竜みたいなムーラの存在ですね。

ちなみにこのステージはきちんと二重スクロールしているようには見えますが、PCエンジンでは二重スクロールはサポートされていないのでラインスクロールで処理されています。その為に背景が少し簡略化されていますね。

 

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見せ場である上下で二匹のムーラが登場するシーンも豪快にチラつかせながらしっかりと再現されています。

ただ、Ⅰと同様に少し上下に画面がスクロールしてしまうので二匹が綺麗に見えないのが残念ですね。。。

 

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その他のシーンも問題なく再現されています。

 

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ステージ5のボス”ベルメイト”。

無数の肉塊に覆われており、それを飛ばして攻撃してきます。

肉塊の一つ一つが非常に硬く、フルパワーの波動砲一撃分位の固さがあります。

当然ですが肉塊が減ってくるにつれて、どんどんと弱体化していきます。

 

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続いてステージ6ですね。

ステージ6の特徴といえばなんといってもドップの存在ですね。

画像の中のようにステージ内を無数に移動しまくる非常にやっかいな存在でドップの動きを覚えないとクリアするのはまず無理だと思います。

 

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画面上部の無限?に雑魚キャラが沸くところも豪快にチラつかせながら再現されています。それでも処理速度はまったく落ちないのでPCエンジンのCPUパワーは流石ですね!

 

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このステージはボスがいないのでステージ終点で大量のドップ出現場所を超えればステージクリアです!!

 

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と思ったら画面がスクロールして・・・

 

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謎のボスキャラが登場!

実はPCエンジン版のみのボス”ヤジュー”が登場します。

実はこれアーケード版では没になったボスのようですがPCエンジンで見事に復活を果たしました。

 

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戦い方を知らないと苦戦を強いられますが、この位置まで自キャラを持ってこれれば後は楽勝です^^

 

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続いてステージ7のごみ捨て場ですね。

マスターシステム版の紹介の時も書いたと思うのですが、なぜごみ捨て場を通っていくのでしょうね?

裏道かショートカットなのかな??

 

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このステージはそんなに大きな特徴はないのですが、敵の動きと弾が格段に速くなっているので非常に難易度の高いステージになっています。

 

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後ろから迫ってくる謎のパーツがこのステージのギミックですかね?

 

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ステージ7のボス”ブロンク”。

産廃処理場での戦いになります。

画面上部からごみとなった雑魚キャラが降ってくるのですが、その中にパワーアップアイテムを落とす敵も混じっているのが面白いところです。

ボスのブロンク自体は攻撃してこないので青色のクリスタルの部分に波動砲をぶち込んであげましょう。

 

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いよいよ最終のステージ8。

この不気味な空間をひたすら進んでいきます。

 

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途中で出現するこの青い風車みたいな敵は無敵なので躱すしかありません。

 

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ステージ自体は短めでラスボスである”バイド”の登場。

バイドの前面には触手のような壁があるので攻撃は入りません。

 

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触手が開いた瞬間に無敵の青い風車みたいな敵を出してきますが、そのタイミングでこちらもフォースを中にぶち込んでやりましょう。

あとは敵を躱しながらひたすら連打です。

 

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無事にラスボスのバイドを撃破しました!

 

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エンディングは非常に短めで無数のカラフルなR-9(自機)が飛び交う中にメッセージが流れて終了になります。

残念ながらお約束のスタッフロールは無しでした。

 

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最後に2週目のステージ1用のパスワードが流れて終了となります。

 

以上でPCエンジン版のR-TYPEは完結となります。

Ⅰに続いてⅡも非常にレベルの高い移植になっており、当時はⅠとⅡの2本組に分かれてしまったこと以外で文句を言う人は殆どいなかったのではないかと思います。

実際にPCエンジン初期のキラータイトルとしては十分の働きをしたとも思います。

売上以上に移植度の高さ、家庭でアーケードのゲームが遜色なく出来るといった謳い文句が見事に証明されていますからね。

ただ、あまりいないとは思いますが何も知らずにいきなりR-TYPEⅡから買ってしまうとめちゃくちゃ難易度の高いゲームだとがっかりすることは間違いないのでそこだけは注意したいところですね。

後にCDロムロムでⅠとⅡが一本に収まった完全版みたいなのが発売されますが、私の友人曰く、Huカード版の方がしっかりと移植されているとのことです。(なんでもNECから本体性能の規制をかけられる前に開発されているので、結構むちゃなことをHuカード版はしており、CDロムロム版は規制後で修正が入っているとのことです。わかる方がいたら検証してみて下さいね)

 

お疲れ様でしたっ!!