ドラゴンスピリット ~PCエンジン~
発売日:1988年12月16日
メーカー:ナムコ
定価:5,500円
同名アーケードタイトルからの移植作。
アーケード版はプレイしたことがないので比較は出来ませんが、他のサイトの情報より後半のステージが削られているものの概ね良好の移植作のようです。
個人的な印象としてはR-TYPEの影に隠れてしまった感が非常にあるこの作品ですが実際はどうだったのでしょうか?
早速見ていきましょう!!
主人公がドラゴンに変身して、さらわれたお姫様を助けにいくストーリーなのですが、冒頭のドラゴンに変身するシーンがまるまるカットされているので目的がさっぱりわからずにゲーム開始になります^^;
システムとしては対空と対地に攻撃が分かれているゼビウスタイプのシステムになります。
またアイテムを取る事でドラゴンの首の数が増えたり(最大3本)、火力が上がったりします。
地上に配置されている卵や点滅している敵キャラを倒すとパワーアップアイテムが出ます。
青いアイテムを取ると首の本数が増えて攻撃力が非常に強くなるのですが・・・
自キャラがこんなにも大きくなってしまい当たり判定がめちゃくちゃ大きくなってしまうので首3本にするのは非常に危険です^^;
エリア1は颯爽と駆け抜けるようなBGMと共にサクサクと進んで行くドラゴンスピリットの最大の特徴である爽快感を存分に楽しむことの出来る軽快なエリアになっています。
エリア1のボス”プレシオザウルス”。
最初のボスだけあって、ドラゴンの火力が育っていれば瞬殺できます。
エリア2の特徴は何と言っても後半の火山地帯ですね!
噴火している火山には当たり判定があるので注意が必要です。
エリア2のボス”ラウンドフィーニックス”。
周りをぐるぐる回っている溶岩が非常に避けづらいです。
こいつもドラゴンの火力が強ければ瞬殺できますので苦労する前に倒してしまいましょう!
エリア3は密林地帯です。
画面が非常に綺麗なエリアですね!
途中で触手が伸びてくる敵キャラや、
ハチの巣等のジャングルチックな敵キャラが多くて個人的に好きなエリアです。
エリア3のボス”グリテリアス”。
本体である花には攻撃判定はなく、周りに配置された卵のようなものを対地砲で全て破壊すれば撃破となります。
卵のようなものは最初から当たり判定があるのでボスの攻撃が始まる前に壊せるだけ壊して有利に進めましょう!
エリア4の前半は砂漠地帯からの開始になります。
後半は洞窟地帯になりますが、これと言って大きな特徴はないエリアですね。
エリア4のボス”デスガーデアン”。
中心にある青い魂のような箇所が弱点。
バラバラに飛び散った際に人魂のような攻撃をしてきますが、その時に弱点が丸だしになるので一気に仕留めてしまいましょう!
エリア5は続いて洞窟地帯なのですが・・・
画像だから解らないのですが、左右の壁が動いて通路幅を変更させます。
当時のゲーム雑誌にも書かれていたのですが、背景スクロールを1枚しか持っていないPCエンジンでどうやって再現したのでしょうか?
上の画像で残機表示と自キャラ、背景の壁が並んだ時に残機表示に枠が出るあたりに何か秘密がありそうな気がしますが・・・??
エリア5のボス”ペーレントスパイダー”。
蜘蛛の巣を張られたら対空で除去しながら、ボス本体は対地で攻撃を与えていきましょう。
エリア6は雪原地帯。
非常にグラフィックの綺麗なエリアですね!
エリア6のボス”グビラ”。
頭から火炎攻撃をして、素早く画面を動き回ります。
気分は2D版スペースハリアーですね!(謎)
エリア7は神殿の中を進んでいきます。
画像にも映っていますが、途中に出てくる石像をもう少しカッコよく描いてくれると良かったのに・・・という印象。
(アーケード版がどうなのかは分からないので、忠実に移植されていたらすいません・・・^^;)
途中でやたらとパワーアップアイテムを出す敵キャラがいる場面があります。
(中にはパワーダウンするドクロのアイテムも出ますので注意)
エリア7のボス”ヒュドラー”。
三つ首で攻撃してきますが、1本1本の耐久力は弱いので一気に倒してしまいましょう!
エリア8も引き続き神殿を進んで行きます。
ちょっと調べたのですが、アーケード版のエリア7とエリア8がカットされて、最終のエリア9をPCエンジン版は2エリアに分けてあるみたいですね。
途中で壁から槍が突き刺してくる箇所が印象的でした。
エリア8のボスでラスボスの”魔王ザウエル”。
青い鎌のようなもので攻撃してきます。
途中でスピードアップのアイテムを取っていないと速度的に躱すのが困難になります。
鎌のようなものを飛ばしている間だけ頭にダメージが入りますがなかなか硬いので根気よく闘いましょう!
無事に魔王ザウエルを倒すと奥に進んで行き、お姫様の登場!
ドラゴンから人間に戻って・・・
ハッピーエンドっ!!
・・・なのですが、冒頭のドラゴンに変身するシーンがまるまるカットされているせいで何のことかイマイチ良く解りません^^;
事前に物語を頭に入れておきましょう!w
エンドロールが流れて・・・
お約束のスタッフロール!
これで終わりかと思いきや・・・
何故かナムコの歴代家庭用ゲームが紹介されます。
何ででしょう!?
そしてTHE END!
お疲れ様でした!!
アーケード版から1年ちょっとしてからの移植になり、その数か月前にはX68000でも発売されていたにも関わらず、何か印象の薄いゲームだったドラゴンスピリット。
ゲーム内容は非常に遊びやすく、丁寧に作られているのですが、どことなく地味で綺麗にまとまりすぎていてクセが無さすぎる、本当に優等生のような印象のゲームでした。
ファミコンにも移植されているので知名度は高く、名前は知っているという人も多いのではないかと思います。
みんな大好きなPCエンジンミニにも収録されているので一度プレイされてみたら如何でしょう?