バンパイアキラー ~メガドライブ~
発売日:1994年3月18日
メーカー:コナミ
定価:7,800円
メガドライブの晩年に発売された悪魔城シリーズの11作目。
シリーズとしては珍しく”悪魔城”という名前も”ドラキュラ”という名前もタイトルに含まれておらず、当初は外伝としての作品だったそうですが現在では正式にシリーズのナンバリングタイトルとなっています。
メガドライブの晩年に発売された作品だけあって、メガドライブのスペックをフルに活用しており、コナミの技術力の高さも重なって非常に素晴らしい作品に仕上がっています。
作品を見ていきましょう!
タイトル画面前のムービーも非常にカッコいい仕上がりです。
テンションが上がりますねっ!
今作では2人の主人公から選択をします。
従来通りのムチを使うジョニーと槍を使うエリックを選べます。
今回はムチ使いのジョニーを選択しましたが、エリックの方が慣れるまでは使いやすい気がします。
ステージ1はルーマニアです。
ドラキュラといったらルーマニアですよね!!
ゲーム開始っ!
ゲーム内容はドラキュラXのような探索物ではなく従来の横スクロールアクションゲームになっています。
各ステージはシーン毎に別れていてどのシーンも非常に個性的な作りになっています。
ステージ1の中ボス。
遠吠えをして窓ガラスを割ってきます。割れたガラス片に当たらないように気を付けましょう。
とにかく世界観がカッコいいですねっ!
崩れていく骨を登っていきます。
ステージ1のボス”アーマーバトラー”です。
最初のボスだけあって普通に戦っていればどうとでもなります。
アイテムに余裕があればアイテム攻撃をすれば、更に簡単に倒せるでしょう。
ステージ2はギリシャです。
まずは夕焼けをバックに進んでいきます。
水面に景色が映っているのが素晴らしいですね。
シーン2は水面がどんどん上昇してくるので急いで上に登っていきましょう。
初見殺しがあるので注意です。
中ボスとの対決。
何故か何も攻撃してこないと思っていたら・・・
気づかないうちに水面が上昇していました!
(もっと早く気づけって感じですね^^;)
中ボス戦が続きます。
ここの演出も素晴らしいですね。
像の頭が崩れ落ちて足場になります。
同様な仕掛けが数カ所ありますが、ここのドットの動きをみると何か特殊なプログラムをしているように見えるのですが詳細は不明です・・・。
ステージ2のボス”ゴーレム”です。
水は無くなりますので安心しましょう!
まずはだるま落としのようにお腹を順番に崩していきます。
赤い目(頭?)が弱点なので、お腹を崩し終えたら攻撃しましょう。
弱点の箇所は結構柔らかいです。
ステージ3はイタリアです。
ピサの大聖堂を背景に進んでいきます。
続いて塔の中になります。
背景が斜めになっているのでピサの斜塔の中でしょうね。
今まで色々な箇所で登場していた骨の竜(ヘビ?)ですが、ここでは中ボスとして登場します。
弱点が頭なのですが攻撃が全然当たらないので苦労します。
再び塔の中を登っていきますが、ここで揺れている背景は恐らくメガドライブではサポートしていない回転処理が行われていると思われます。
今度は塔の外側の足場をどんどん登っていきます。
ステージ3のボス”ガーゴイル”です。
ここの戦闘シーンはちょっと凄いので友人にお願いして動画を撮ってもらいました。
— 𝓾𝓶𝓫𝓻𝓮𝓵𝓵𝓪 (@umbrella_extra) January 14, 2022
足場がぐるぐると回っています!
メガドライブでどうやったらこんな高度なことが出来るのだろうと謎だったのですが、動画を撮ってくれた友人が気づいちゃったんですよね・・・
この戦闘シーン、良く見ると動いているのは手前の雲と塔の突起物と窓だけで塔自体は全く動いていないことに!
塔がぐるぐると動いているように見せているトリックなんですよね。
私はこの時代のゲーム機のスペックが足りない部分をこういったアイデアで解決しているのが凄く好きです。
今後もこういった部分を紹介できたら良いな~と思っています。
あ、ボス自体はそんなに強くないですよw。
ステージ4はドイツです。
まずは古城を背景に進んでいきます。
巨大なピストンに潰されないように気を付けていきましょう。
時計台の中なのでしょうか?
無数の歯車の中を進みます。
中ボスのフランケンシュタイン(多分)の登場です。
パワーウェイブっ!!
ステージ4のボス”ギアスチーマー”です。
歯車の集合体みたいなボスで様々な形状に変化します。
弱点は中央にある丸い玉の部分です。
ステージ5はフランスです。
フランスと言えばバラのイメージですね。
綺麗なバラにはトゲがあるというか毒があるようで花粉のようなものを浴びてしまうと操作が左右反転してしまうので注意です。
(意外とすぐに治りますけどね)
ベルサイユ宮殿をイメージした場所でしょうか?
斜めに差し込む光が美しいステージを進みます。
天井に付いているシャンデリアは落下するのがお約束なので気を付けましょう。
ワイン庫かな?
何かよくわからないけどインパクト大な中ボスの登場。
この顔自体に攻撃判定はなく、顔が消えた後に出現する柱に攻撃を加えます。
ステージ5のボス”プリンセスオブモス”です。
最初に貴婦人のような姿で現れるのですが、暫く攻撃を加えると・・・
本性を現します。
プリンセスオブモス・・・蛾の王女ですね。
ステージ6はイングランドです。
長かったヨーロッパ観光もここが最終ステージになります。
ドラキュラ城にやってきた感が半端ないですねっ!
このシーン2はかなり特殊で、画面の中央部分がずれています。
上手く説明できないのですが、2ラインに別れていて真ん中部分がずれて表示されます。
慣れるまで非常に自キャラの位置取りが解り辛く、私もここでギブアップしそうになった位に難しい箇所です。
(何回もプレイして慣れるとそうでもないですが・・・^^;)
続いて上下反転です。
ここもやっかいな箇所です。
このゲーム全体を通して言えるのですが、ダメージを喰らうとノックバックするのですが、ノックバックして穴に落ちて一撃死という場面が多くて苦労します。
お、ついにやって来た!
月も赤に変わってドラキュラの登場かと思いきや・・・
中ボスの死神でした。
(ほぼボス的な位置づけですが)
カードを選ばされて・・・
選んだカードの数のステージのボスへと飛ばされます。
カードは任意で選べますが、最終的に全部選択しないといけないので順番は好みで良いと思います。
中には体力を回復させてくれるラッキーカードもありますので、自分の体力と相談して選択していきましょう。
カードを全て選択し終わると死神との戦いになります。
今度こそはと期待が膨らみます。
何か女性のようなキャラが現れて・・・
残念っ!
こちらも中ボスのメデューサでした!
中ボスというか、敵の体力も表示されているのでボスの連戦ですね。
今度こそはっ!
音楽がドラキュラシリーズ定番の曲に変わります。
コウモリが大量に集まって・・・
ドラキュラの登場ですっ!
序盤はいつものように頭を攻撃しましょう。
第二形態は先ほどの死神のように画面内を飛び回って攻撃してきます。
なかなか攻撃が当て辛いので注意です。
これが最終形態です。
紳士面したやつの正体なんて大抵は化け物って相場は決まっているのです!
(ドラキュラ自体がもともと化け物ですけどね^^;)
火を吐いてきたり、骨をばら撒いたりと色々な激しい攻撃をしてきますが、体が大きいので攻撃は非常に当てやすいですね。
結構簡単に嵌めれたりもします。
見事に撃破っ!!
美しい日の光が差し込みます。
崩れ去るドラキュラ城。
美しいグラフィックにエピローグが流れて・・・
お約束のスタッフロールが流れます。
スタッフロールの合間に各ボスキャラの紹介がされます。
死神とメデューサはここでも紹介されているのでボスキャラ扱いで間違いないと思います。
お疲れ様でしたっ!!
記事の冒頭でも紹介したように、メガドライブの晩年に発売されただけのこともあり、メガドライブ自体の解析も進んでいたでしょうし、当時のコナミの技術力も重なってメガドライブでもこんなに凄いことが出来るということを証明した素晴らしい作品だと思います。
メガドライブの同時発色数の少なさも雰囲気作りに一役買っていますね。
難易度は個人的には結構高めだと思いますが、メガドライブユーザーの方にとっては絶妙な難易度に仕上がっているのではないかと思います。
人気のメガドライブミニにも収録されていますので、是非ともプレイして頂きたい作品だと思います。
ちなみにメガドライブ版の実際のソフトを手に入れようと思ったら諭吉さんが何人も手を繋いで行ってしまうので気を付けた方がいいですよ・・・。