大魔界村 ~メガドライブ~
記念すべき一回目のゲームは何にしようか非常に迷ったのですが、これにしました!
発売日:1989年8月3日
メーカー:セガ
同名アーケード作品からの移植。
ソニックを産み出した中裕司氏による移植で、アーサーが坂道を登ったり降りたりするプログロムが後のソニックに繋がったというのはあまりにも有名な話です。
ロムの容量は5メガ(ビット)だったので容量不足と開発期間が5か月と言われているので細かい部分に手が届いていない(届かなかった)箇所はありますが、ゲームのプレイ感覚は非常にアーケード版に近いものに仕上がっています。
アーケード版のリリースから早い段階で移植されたので当時のメガドライブユーザーには非常に喜ばれた作品です。
早速ゲームを見ていきましょう!
容量の関係だと思われますが、プリンセスがさらわれるシーンはカットされており、スタートするといきなり地図が表示されます。
ステージ1のワンシーンです。魔法の再現度は高いですが、地面のパターンが同じなのと背景奥の木の書き込みが簡略化されていますね。
ステージ1のボスの登場シーンである石像から表面が剥がれ落ちる演出もカットされています。
そんな色々とカットされている箇所はあるのですが、ボスを倒してキーを受け取る時に十字ボタンの上を押しながらキーを取ると表示される”NICE CATCH!!”はしっかりと表示されます(笑)。
ステージ2は個人的には非常に移植度は高く仕上がっていると感じています。
宿敵レッドアリーマーキングの登場!
非常にやっかいな敵ですね。
ここがステージ2の残念ポイントかなぁ・・・
地面が沈んだり、盛り上がったりするシーンなのですが、妙に隙間が空いちゃっています。
ボスの移植度も非常に良い感じ!
続いてステージ3ですね。
ここの移植度も抜群に良いです。
ただ、前半のゴブリンが石を落としてくるシーンなのですが、アーケード版に比べてちょっと簡単になっている印象があります。
(ゲーム全体もアーケード版に比べたら恐らく難易度は下がっている気がします)
後半の悪魔の舌もしっかりと移植されていますが、ちょっと石像の書き込みが甘いですね。
ステージ3のボスは問題なく移植されています。
ステージ4。
なんか尻上がりに移植度が高くなっている気がしますが、非常にグラフィックが綺麗なステージです。
メガドライブって同時発色数が少ない割には画面が綺麗ですよね。
後半の河?を滑り降りるシーンも綺麗に移植されています。
ステージ4のボス。
ここも丁寧に移植されていますが、写真でも確認できるのですが、スコア表示の箇所に枠が出ます。
私には技術的な事は解らないのですが、何か特別な事をやっているのでしょうね。
(解る方いらっしゃったら是非教えて下さい!)
いよいよ最終のステージ5。
画像を見てのとおり素晴らしい移植度です!
前半のレッドアリーマーキングの多発地帯。
でも、ここのレッドアリーマーキングはそんなにいやらしい動きはしないので戦いやすいと思います。
前作、魔界村のボス”大魔王(後にアスタロトと名前がつきます)”が登場。
ステージ1のボスも首だけで登場。
魔界村シリーズはこのパターンが好きなのか後の作品にも多数登場します(笑)。
大魔王が2体同時に登場。
写真を撮る為にわざとやりましたが、速攻で先に登場した1体を倒しておかないと厳しいです・・・。
ステージ3のボスもミニサイズになって登場。
画像は撮れませんでしたが3体同時に登場します。
ステージ5のボス。
ここの移植度も申し分ないと思います。
そしてこのボスを倒すと・・・
このおじさん誰?(大天使ミカエルです)
魔界村シリーズではお約束の2週目行ってこいになります(笑)。
2週目でやらなくてはいけないのが、魔法の鎧を着た状態で宝箱を開け続けると出現する女神から波動拳・・・じゃなくてサイコキャノンを手に入れることです。
サイコキャノンを装備した状態でステージ5をクリアしないと何周でもさせられます・・・。
ちなにもサイコキャノンに魔法はありませんが、魔法の鎧を着た状態だと飛距離と威力、性能(敵の弾が消せる)が全然違うので、逆に魔法の鎧を着ていないと厳しいです。
魔法の鎧を着た状態でサイコキャノンだと1週目をクリアできる人には簡単に感じると思います。
難易度も別段1週目と変わらないと思います。
なので2週目は割愛して・・・
一気にステージ5までクリア!!
扉の先へと進みます。
出ました!
ラスボスの大魔王ルシファー!!
なぜか全裸?です(笑)
ラスボスの割にはそんなに強くはなく、画像の位置で時折撃ってくるレーザーに気を付けながらジャンプして上撃ちで顔を攻撃していれば難なく倒せます。
プリンセスを取り戻して、ルシファーから解放された魂がプリンセスに戻ります。
無事にハッピーエンド!
名場面がダイジェストに流れますが、たしかアーケード版は敵キャラ紹介が入っていたと思います。
またプリンセスは3サイズが公開されたと思うのですが、残念ながらここもカットされていますね・・・。
続編を臭わせつつ、無事にゲームクリアとなります!!
アーケード版の登場が1988年の12月なので約半年ちょっとで発売されたメガドライブ版の大魔界村。
当時では大容量かも知れませんが、僅か5メガ(ビット)で、5か月で制作されたにしては非常に移植度の高い作品だと思います。
メガドライブミニにも収録されているので是非一度プレイして頂きたい作品です。