レトロゲーム研究部

スーパーファミコンやメガドライブ、PCエンジンを中心にレトロゲームを紹介します。

源平討魔伝 ~PCエンジン~

今回はPCエンジン版の源平討魔伝を紹介します。

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発売日:1990年3月16日

メーカー:ナムコ

 

同名アーケード作品からの移植。

スゴロクじゃないよ!ちゃんとアーケード版からの移植だよ!

 

早速ゲームを見ていきましょう!

 

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ゲームスタート時や他にちょくちょくと登場してくるお婆さん。

彼女がいったい何者かは永遠の謎です。

基本的なゲーム内容は源氏に滅ぼされた平景清が地獄から蘇って、宿敵である源頼朝を討つというのが目的です。

基本的なゲーム構成は3パターンあって・・・

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基本の横スクロールアクション。

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上視点からのステージ。任意で四方八方進む事ができます。

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最後に目玉である巨大キャラステージ。

ボス戦は巨大キャラでの闘いになります。

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各ステージの鳥居を潜るとステージクリアとなり、選んだ鳥居によってゴールまでのルートが変わるシステムになっています。

グラフィックは非常に頑張っており、パッと見はアーケード版と殆ど遜色のない出来栄えです。PCエンジンの性能って結構凄いですよね。

(当時のナムコの技術力の高さも凄いです)

アーケード版では画面左下にあった、体力を表す蝋燭と剣力、お金は画面上部に変更されてしまいましたがPCエンジンの特徴である巨大スプライトとラインスクロールを上手に使ってアーケード版を見事に再現しています。

 

このゲームの道中で登場するボス達を見てみましょう!

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一番最初に登場するだけのがいこつ剣士(勝手に命名)。

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この人も恐らく一回だけの登場になる琵琶法師。

原則倒せませんが、特殊のテクニックを使うと倒せるそうです。

(倒し方を知っている方がいたら情報をお願いします)

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道中何回か戦う事となる源義経

笑ったり、回転攻撃をしてくるなど色々なパターンがあります。

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そして、何と言っても巨大キャラで圧倒的な存在感を誇った武蔵坊弁慶

弁慶とも道中何回か戦うことになります。

こちらも金棒を持っていたりして色々なパターンがあります。

 

と、基本的にボスステージでは義経か弁慶と戦うことになりますが、最終ステージ直前のステージでは弁慶と義経との連戦になるのも面白いところです。

 

ステージをどんどんと進めていけば良いのですが、最終ステージまでに三種の神器を手に入れておく必要があります。

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一つ目は八尺瓊勾玉

これは複数のステージで取れますが、京都より前のだじゃれの国”摂津”で取っておかないと正直しんどいです。

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二つ目が八咫鏡

これも複数のステージで取ることが可能です。

これはそんなに苦労しないかな・・・?

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最後が、この三つ首の竜”ヤマタノオロチ”が守っている草薙の剣です。

中々ヤマタノオロチを倒すのが大変です・・・。

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これが草薙の剣です。

この剣を手に入れると硬いものを切っても剣力が落ちなくなるので、ここから無双状態に入ります。

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三種の神器が揃ったので源頼朝のいる鎌倉を目指しましょう!

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というわけで、やってきました鎌倉です。

(鎌倉へ来るのにちょっと引っ掛けみたいなステージもあるので詳しくは攻略サイトを参照して下さい)

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こいつが宿敵”源頼朝”です。

ちなみにこれは第一形態。

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これが第二形態。いつも狐みたいに見えるのですが何でしょうね?

ちなみに毒と稲妻攻撃をしてきますが、八尺瓊勾玉八咫鏡が防いでくれるのでまず負けることはありません。

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そしてこれが最終形態の石化状態です。

ここも草薙の剣が効いているので剣力が落ちることなくどんどんダメージを与えてくれます。

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見事に源頼朝を撃破っ!

と同時に・・・

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宿敵を倒した景清も成仏してしまいます。

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エンドロールが流れて・・・

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一画面だけのスタッフロールが表示されてゲームクリアとなります。

 

ちなみに本編からの紹介から漏れてしまいましたが・・・

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お釈迦様のばら撒く玉を拾うボーナスステージや、

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転落してしまった時に訪れる地獄ステージもあります。

ここの地獄ステージは最後につづらを選んで復活かゲームオーバーの選択になるのですが、お金を持っている時(70銭以上)にステージ途中にある赤い池に飛び込むと・・・

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こんな面白いことを言って無条件で復活させてくれます。

どちらで復活しても中盤以降は京都からとなります。

 

アーケード版がリリースされてから当時の高級パソコンであったX68000にほぼ完全移植された源平討魔伝だったのですが、PCエンジンでここまで忠実に移植されたのには本当にびっくりです。

一部ボス敵との戦い方に違いがあったりもするのですが、それはそれで別の戦い方が出来る位の変更なのでそんなに気にならずに遊ぶことができます。

(実際に上段斬りだったのが下段斬りに変更になっている程度)

またこのゲームの売りでもあるキャラクターボイスもしっかりと再現されており、PCエンジンのしかもHuカードでもここまで出来るというのを見せつけた作品だと思います。

個人的にナムコのゲームの中で1,2を争う程好きなゲームだったりします。