獣王記 ~メガドライブ~
発売日:1988年11月27日
メーカー:セガ
同名アーケード作品の移植作。
メガドライブのロンチにこそ間に合わなかったけれど、メガドライブ発売時のキラータイトルとして結構期待の大きかった作品です。
発売が少し遅れてしまった分、アーケード版のめちゃくちゃだった操作性とそれによる難易度の高さは改善されましたが、簡単になりすぎたという真逆の調整がされてしまった残念な作品。
しかし、アーケード版には無かった二重スクロールや調整された難易度によってセガエイジスなどの移植ではアーケード版よりもメガドライブ版が移植されており、総合的にはメガドライブ版の方が良いゲームとなっています。
さっそくゲームを見ていきましょう!
石碑の中からゼウス(多分)のいかずちによって主人公が復活するシーンからゲームは始まります!
目的はゼウスの娘であるアテナ(城戸沙織じゃないよ)を救出することです。
パンチとキックで敵をなぎ倒していく典型的なアクションゲームです。
そしてこの白いケルベロスを倒すと・・・
エナジーボールという青い玉を出すので、これを1つ取ることに身体がどんどんとマッチョにパワーアップしていきます。
そして3つ目を取ると・・・
このゲーム最大の売りである獣人へと変身します!
主人公は同じなのにステージによって変身する獣人が異なるのは謎です・・・
(まぁ、裏ワザ(ってほどのことでもないけど)で変身できる獣人を選べるのできっと何種類かの変身を任意で行うことが出来るのでしょうね)
ちなみにステージ1はウェアウルフです。
獣人に変身すると特殊な技が出せるようになり、ウェアウルフだとパンチで弾が出て、
キックだと強力な横移動をしながら敵をなぎ倒してくれます。
ちなみに画像に映っているのがステージ1のボスです。
ボスを倒すと真の魔人が現れてせっかく集めたエナジーボールを没収されてしまいます。
ステージクリア後には水晶玉に映るアテナを見ることが出来ます。
ここからは特段説明することもないので・・・
ステージ2はウェアドラゴン(最強)に変身。
ボスはなんか目玉の一杯ついているヤツ。
ドラゴンのビリビリで攻撃しましょう。
アテナは現在、こんな状況です。
ステージ3はやたらとお目々の可愛いクマさんに変身。
そして、謎の異様に弱いボス。
クマさんのぐるぐる攻撃で余裕で倒せます。
アテナが鳥に変えられちゃいました。
ステージ4はウェアタイガーっていうか、タイガーマスクに変身です。
(絶対狙ってやりましたよね!?)
ステージ4のボスはなかなか強い攻撃力を持っていますが、そんなことよりも背景に映っている銅像がラスボスである真の魔人になります。
アテナが焼き鳥にされてしまいそうです。
そしてやって来ました!
最終のステージ5。急に難易度が上がるのでびっくりです。
そして、今更ですがボスの登場までに獣人に変身をしていないと・・・
おまえなんかに戦う資格は無いと言わんばかりに颯爽と立ち去ってしまいます。
それでも3回目の遭遇では戦闘になりますけどね。
そしてステージ5の変身は・・・おや?ステージ1と同じですね??
ゴールドウェアウルフです。
ステージ1のウェアウルフの強化版ですね。出す技も威力は違うと思いますが同じです。
こいつがラスボスである真の魔人”セガ・バン・ベイダー”!
肩からブシューと煙を吐く辺りが某プロレスラーと一緒ですね!
一撃の攻撃が強力なのでうまくキック技の横移動を駆使してボスの上空を行き来するような感じで戦いましょう。
見事に撃破っ!
焼き鳥にされずにすんだ鳥が飛んできて・・・
アテナの姿に戻り・・・
ハッピーエンド!!
お約束のスタッフロールではキャラクターを操作することが出来ます。
スタッフロールの文字を攻撃すると画面下へ落とすことが出来ます。
ちょっとした遊び心ですね!
冒頭に書いたようにアーケード版よりは遊びやすい作りになっていますが、アーケード版のボスが巨大化してから変身するシーンは圧巻なのですが、拡大機能のないメガドライブでは再現出来ないのが残念な点ですね。
それ以外でアーケード版とメガドライブ版のどちらで遊びますか?と聞かれればメガドライブ版を間違いなく選択すると思います。
おまけ
①ABCボタンと左下を押しながらスタートボタンを押すとステージ毎に変身する獣人を選ぶことが出来ます。
②Bボタンを押しながらスタートボタンを押すと難易度変更やライフの変更、開始ステージを選ぶことが出来ます。
(これが実質的なコンティニュー方法になりますが、タイトル画面に戻った後にAボタン押しながらスタートを押さないとステージ選択は反映されないので注意)